リンゴ食物繊維について

Apple Fiber

リンゴが救った子供の命

1929年にドイツの医学雑誌にモーロが子供の下痢の治療にリンゴを与えるとよいという「リンゴ2日療法」を発表しました。

当時、日本でも欧米でも生まれた子供がよく下痢をして、大勢死んでいた頃です。1929年には我が国で1歳未満の乳児約30万名が死亡していました。死因は下痢腸炎・肺炎・先天弱質という時代でした。

モーロの論文は「下痢や消化不良の子供にリンゴをすって与えると良くなり、赤痢の子にすりおろしたリンゴを与えると高熱が下がる」という内容で、たちまち世界中の反響を呼びました。親達は競ってリンゴを手に入れ、わが子に与えるようになりました。それによって沢山の子ども達の命が救われたといわれています。その後医学が進み、1988年には我が国の乳児の死亡数は約6千名と大きく減少しています。

リンゴは古くから「1日1個食べれば医者いらず」

と言われていましたが、このモーロの論文をきっかけにリンゴが健康やさらには美容にも良い食品として広く認識されるようになりました。今では年齢、性別を問わず世界中の人から広く愛されている食べ物です。リンゴにはペクチン、ビタミンC、ポリフェノール、カリウム、セラミドなどたくさんの有効成分が含まれています。このリンゴの搾汁残渣から作られるアップルファイバーについてお話しましょう。

アップルファイバーに含まれる沢山の有効成分

(1)水溶性食物繊維「ペクチン」

有効成分のひとつペクチンは水溶性の食物繊維で、水分保持能力が強くドロドロと粘りのある状態にします。その特性をいかして増粘安定剤やゲル化剤として食品製造に幅広く活用されています。ペクチンには小腸での栄養素の消化吸収を遅らせ、有害物質を吸着して体外へ運び出す効果の他、整腸、コレステロール低下、糖尿病予防、アレルギー抑制などの効果があることが報告されています。

またペクチンは重金属中毒に対する良い解毒剤としても知られています。

ペクチンが大きな注目を集めるきっかけとなったのは、1953年、キースがペクチンのような多糖類を食事の中に加えると、血清コレステロールが少し下がるということを実験により証明し報告したことによります。この研究報告は、タイム誌(1960年11月7日)にも取りあげられ、「Two Apples a Day」という標語で医学欄に登場しました。

それによると、毎日15gのペクチンを3週間与えたら平均10mg血清コレステロールが下がったというものです。この時期は、ちょうどアメリカで心臓病が問題視され、脂肪摂取量が多く血清コレステロールが高いと狭心症や心筋梗塞といった動脈硬化性の心疾患で命を落とすリスクが高まることが疫学研究で明らかにされた頃です。その研究をわかりやすくまとめた著書「Eat well stay well」が1958年にアメリカで出版された時はベストセラーになったほどです。

(2)不溶性食物繊維「セルロース」・「リグニン」

アップルファイバーには水溶性食物繊維だけではなく、セルロースやリグニンなどの不溶性食物繊維も豊富に含まれているのが特徴です。

不溶性食物繊維は腸の「ぜん動運動」を盛んにし、消化管を通過させる時間を短縮します。この水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、両方の働きで便の量を増やしスムーズな排便を促します。便秘解消以外にも食物繊維にはたくさんの有効性があることは前にも紹介したとおりです。コレステロールを吸着して便として排出することにより、高脂血症の予防と改善に役立つほか、糖の吸収を遅くする働きにより血糖値の上昇を緩やかにし、糖尿病の予防と改善にも役立ちます。またお腹の中で発生した不要な毒素や知らないうちに取り込んだ有害な物質を外に出す働きもします。

(3)「セラミド」

アップルファイバーに含まれる有効成分のひとつセラミドの含有量はリンゴの品種によって異なり、秋田県産の「ふじ」には1gあたり0.9mg含まれています。

これは米糠に含まれるセラミドの5倍、小麦胚芽に含まれるセラミドの9倍にもなります。

セラミドは人間の皮膚の角質層を作る細胞と細胞の間にある細胞間脂質で、肌を保護する働きをしています。近年では皮膚への塗布、経口投与の両方において皮膚保護効果が確認されているほか、免疫力の向上、アトピー性皮膚炎緩和、大腸癌予防などの効果も報告されています。

(4)「カリウム」

アップルファイバーに含まれるカリウムが高血圧との関連で注目されています。乾燥前の生食用のリンゴには栄養素のひとつとして100gあたり0.1gのカリウムが含まれています。

カリウムは人の体内でナトリウムと密接な関係にあり、互いに作用しながら細胞の浸透圧や心臓機能などを調節する重要な役割を果たしています。血圧の高い人は食塩を沢山摂取する傾向にありますが、カリウムには腎臓でのナトリウムの再吸収を抑え、尿中に排出する働きがあります。このため血圧を下げる効果が期待できるのです。慢性食塩中毒の動物にカリウムを与えると食塩の害を打ち消し、延命効果があることが実験から分かっています。

(5)「有機酸」

アップルファイバーにはクエン酸、リンゴ酸といった有機酸が多く含まれています。有機酸は胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があります。また乳酸を減らして疲れを取り除き、肩こりや腰痛の防止にも効果を発揮します。

(6)「ポリフェノール」

病気や老化の原因には食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因がありますが、体の「酸化」も重要な要因のひとつです。

人間は酸素を使って体の中にある栄養素と結び付けてエネルギーを生み出していますが、余ってしまった酸素は物質を酸化させる力がとても強い「活性酸素」となり、体の機能に支障を与えてしまいます。私たちの体の中では常に活性酸素が作られていて、その発生量は年齢とともに増えていきます。ガン、糖尿病、動脈硬化、高脂血症、肝臓機能の低下などの生活習慣病や、しみ、しわ、白髪といった老化の原因のひとつにもなっています。健康で元気な体をキープするにはいかに活性酸素を作らないようにするかが鍵です。そこで活躍するのが抗酸化物質です。体の酸化を防ぎ、活性酸素を除去してくれる強い味方です。

この抗酸化成分のひとつポリフェノールがリンゴにも含まれています。特にリンゴの主要なポリフェノールはプロシアニジンで皮の部分に含まれており、抗酸化力がとても強く、ビタミンC として知られるL‐アスコルビン酸の約60倍の抗酸化力を持つスーパーパワー素材なのです。

代表的なポリフェノールおよび栄養素の食品抗酸化力

生活習慣病の予防にもアップルファイバー

アップルファイバーには血中総コレステロールの低下作用、悪玉と考えられているLDL(低比重リポタンパク)の低下作用、善玉と考えられているHDL(高比重リポタンパク)の増加と抗動脈硬化指数上昇作用があります。これは皮に含まれるポリフェノール類によるものです。抗動脈硬化指数とは、動脈硬化に対していわゆる善玉と考えられているHDLの総コレステロールに対する割合を示す指数です。抗動脈硬化指数の上昇は動脈硬化を起こさないように作用していることを示しています。

つまり善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす働きをするのです。これにより血液の流れが改善され、動脈硬化症などを予防することが期待されます。

糖尿病患者の治療でもアップルファイバーの効果が期待されています。

糖尿病患者にアップルファイバーを1日3回、1回5gを食前に投与する実験を行ったところ、16週間後の血液検査では、空腹時血糖値とHbA1c(グリコヘモグロビン)に改善が見られ、このことから糖尿病患者の糖代謝が改善されることが示唆されるという発表がされました。

 

またアップルファイバーには紫外線の蓄積による「しわ」にも優れた有効性が認められています。これもポリフェノールの一種プロシニアジンによるものです。PIVOT JAPANのアップルファイバーは皮も含めてリンゴを丸ごと圧搾しているので効果が期待できます。

糞便臭の低減化に大活躍

通常は食事を摂れば必要な栄養を吸収して余計な老廃物は毎日体の外へと出されていきます。ところが体が正常に機能せず腸内に老廃物が溜まった状態になると悪い成分までもが吸収されてしまうことになります。

そしてついには腸内にクロストリジウムという悪玉菌が発生し、発ガン物質やアンモニアや硫化水素などの有害物質、おならの元となるガスを発生させます。だから便秘の人のウンチは臭いのです。

そしてそれが長く続くと、その有害物質は腸壁から吸収され始め、血液中をめぐり、肌荒れやさまざまな病気の元になっていくのです。それを改善してくれるのがアップルファイバーなのです。アップルファイバーは腸壁を刺激するだけでなく、善玉菌のエサにもなるので腸内が活性化されていきます。

 

機能性食品はプロバイオテックスとプレバイオテックス、バイオジェニックスの3つに分類されます。プロバイオテックスとは腸内フローラのバランスに有効な生きた菌で乳酸菌や納豆菌などです。プレバイオテックスとは腸内フローラのバランスを良好にしてくれるものをいい、オリゴ糖やアップルファイバーなどの食物繊維がその代表です。バイオジェニックスは生体に直接作用して免疫機能促進、抗酸化作用といったさまざまな生理活性作用を発揮します。バイオジェニックスには乳酸菌の死菌や発酵して含まれるフラボノイドやアントシアニン、アップルファイバーにも多く含まれるプロシニアジンのようなポリフェノールなどが含まれます。

PIVOT JAPANのアップルファイバーにはプレバイオテックスの代表格である食物繊維と、バイオジェニックスの代表格であるリンゴポリフェノールの一種プロシニアジンが豊富に含まれているのが大きな特徴です。

例えば、毎日の食生活の中でヨーグルトにアップルファイバーを加えて食べることにより、ヨーグルトからは生きた菌プロバイオテックスが、アップルファイバーからはプレバイオテックスとバイオジェニックスが摂れることになります。これを習慣づければ腸内環境が著しく変化して毎日快適な生活を送ることができるようになるのです。

溜まった老廃物を外に出せずに分解されるとガスや悪臭など様々なトラブルが発生します。

食べないダイエットは悪循環を起こします

 

 

そうです!キーは食物繊維の不足なのです。PIVOT JAPANのアップルファイバーは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているので体感が違います。毎日のスッキリを習慣づけて体の中からきれいにそして健康になりましょう。

毎日のすっきりを習慣づけカラダの中からキレイになりましょう!いくら外を化粧しても腸内ケアを忘れてしまっては美人になれません。

摂取目安と使用方法

 

 

栄養補助食品として1日大さじ1杯分(約10g)を目安にお召し上がりください。

お水には完全には溶けません。ヨーグルトに混ぜてお召し上がりいただくのが一番お勧めです。

また、ひき肉と混ぜたりドレッシングに混ぜてお使いいただいても美味しくお召し上がりいただけます。また小麦粉と混ぜてクッキーを焼きますとリンゴの香りと甘さが口いっぱいに広がります。

成分表示 大さじ一杯(約10gあたり)

エネルギー 38kcal
(脂質からのエネルギー 0kcal)
タンパク質 0.3g
脂質 0.3g
炭水化物 8g
ナトリウム 0.9mg
コレステロール 0g
トランス脂肪酸 0g

サプリメント等の注意事項
・サプリメントは健康補助食品であり、これにより病気を治療したり予防したりするものではありません。
・医師による治療や薬を服用している方は医師に相談の上摂取してください。
・ご使用者の体質、体調によっては合わないことがありますので、その際はすぐに摂取を中止し、必要によっては医師にご相談ください。